不動産投資ローンとは

不動産投資を行うにあたって、投資に使用するための物件を購入する必要があります。
不動産投資ローンは不動産投資で収益を得るために組むローンであり、収益用不動産を購入する場合には、この不動産投資ローンを使用するのがベターな流れです。
「物件を購入するためのローン」ということで、住宅ローンと混同してしまう人も多くいますが、結論から言えば不動産投資ローンと住宅ローンでは大きな違いがあります。
まず不動産投資ローンと住宅ローンでは、借り入れ目的が異なります。
住宅ローンの場合は自宅の購入・増改築を目的としてお金を借りるのであり、借り入れする本人が居住する自宅にかかる費用のみを補填することに使えます。
賃貸経営を目的とするような不動産物件の購入費用には、住宅ローンを使用することはできません。
一方で、不動産投資ローンの借入目的は収益を得るために収益用不動産を購入する際、その費用として活用できるものです。
事業資金の借入のようなものと考えて良いでしょう。
そのため不動産投資ローンを組む際は、住宅ローンよりも厳しい審査が行われます。
収益を得られるかどうかを認められないとローンを組めませんから、現実的な返済プランや収益を得るための事業計画のようなことをしっかり説明する必要があるのです。
また、不動産投資ローンは住宅ローンと金利も異なります。
住宅ローンは年利0.5%から2.0%程度が金利となっていますが、不動産投資ローンは貸し倒れのリスクが高いため金利も1.5%から4.5%程度と、かなり高めに設定されています。

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